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1-1節

分離について

前述の通り、コロナ騒動が始まってから現在に至るまで、ウイルスの存在証明が議論されてきました。

ウイルス研究者は「分離に成功している」と言い、コロナ詐欺に気付いている側は、分離に成功したことを証明する文書の開示請求に対して、感染研をはじめとする様々な公的機関から「不開示決定通知書」が出されたことなどを根拠に、「分離に成功していない」と言っていました。

どちらが本当のことを言っているのか、なかなか決着がつきません。

 

ここに潜んでいる仮想化技術は非常にローテクな技術で、詐欺師的な技術が使われています。

結論から申し上げますと、ウイルス学者が言っている「分離」の意味と、世間一般が言っている「分離」の意味が違うのです。

意図的に変えていると言っていいでしょう。

 

学術的な領域においては、世間一般で使われている用語をその領域だけで通じる別の意味で使用することは、別に珍しいことではありません。

ですから、その学問領域では、用語の定義を必ずしますし、世間一般とは異なる意味で使用していることを必ず言います。

それをしなければ、議論がかみ合いませんから。

 

ですから、存在証明に関する議論は、お互いに別の意味で「分離」という用語を使用しており、結論としては、どちらも間違っていないことになります。

ウイルス研究者が「分離」の意味を明言しないため、不毛な議論が今も続いています。

ウイルス学でいう「分離」とは

ウイルス学でいう「分離」とは「ウイルス培養」のことです。

更に、「ウイルス培養」とは「培養細胞の死滅」を意味します。

つまり、「分離」とは「培養細胞の死滅」ということです。

 

このことについて山形県衛生研究所が、はっきりと言っています。

「分離」=「細胞変性効果」ということですから、「新型コロナウイルスの分離に成功した」という日本語を、分かりやすく翻訳すると、「新型コロナウイルスの分離培養試験において細胞の死滅が確認された」という意味になります。

細胞変性効果とは

英語の頭文字をとってCPEと略されることもある「細胞変性効果」とは、分離培養試験において培養細胞が死滅することです。

なぜそれが「ウイルスの培養」と同義になるのかは、ウイルスの感染と関係があります。

ウイルスの感染

 ウイルスの「感染」の定義について株式会社ホギメディカルの説明が分かりやすかったので紹介します。
「感染とは、微生物が生体内に侵入し、生体内で定着・増殖し、寄生の状態になった場合を「感染した」といいます。」と説明しています。

この「感染」の現象は未だに確認されておらず「仮説」のままですが、この仮説から「ウイルス培養」と「細胞変性効果」は同じ意味になっています。

「ウイルス培養」=「細胞変性効果」ですから、「ウイルスが増殖したから培養細胞が死んだ」の逆が成り立ち、「培養細胞が死んだからウイルスが増殖した」ということになります。

 

ですが、数学が得意な方なら、おかしいことに気付きますね。

細胞の死の原因がウイルス以外にないのであれば、逆は成立しますが、細胞の死がウイルス以外にもあるなら、逆は成立しません。

細胞培養の領域では細胞の死滅の原因として3つ挙げられています。(後述)

 

つまり、逆が成立しないので「ウイルスの培養」≠「細胞変性効果」です。

更にウイルス学では、「分離」=「ウイルス培養」ですから、

「分離」=「ウイルス培養」≠「細胞変性効果」となり、

「分離」≠「細胞変性効果」です。

 

数学が苦手な方から怒られそうなので、分かりやすく説明すると、「細胞変性効果が見られたからと言って必ずしもウイルスが培養されたとは言えないし、分離できたとも言えない。」ということです。

つまり、山形県衛生研究所の説明は科学的に正しくありません。

 

正しくないというより意図的なものを感じます。

山形衛研はそれすら気付いていないでしょうけど。

こういった詐欺的手法の一つ一つが、仮想化技術なのです。