仮想ウイルスとは

令和5年12月27日修正

ウイルスを大きく分類すると、以下の2つに分類することができます。

  • 病原ウイルス
    世間一般では「ウイルス」と言えば、これを指す。病原性があると考えられている。
  • 巨大ウイルス
    単離可能で生化学的特徴づけがなされているウイルス。病原性はない。

当研究所では、「仮想ウイルスとは、『病原ウイルス』と呼ばれているウイルス」と定義します。

何故、これらのウイルスを「仮想ウイルス」と定義するのか。

それは、これらのウイルスが「存在すると見せかけられている」からです。


  • 以前はエクソソームなど細胞外小胞を「内因性ウイルス」と呼んでいましたが、病原ウイルスの定義やウイルス研究の歴史から鑑みて、細胞外小胞をウイルスと称するのは不適切であると判断して、現在では「エクソソームはウイルスではない。」という立場をとっています。