第2章

遺伝子配列

この章ではウイルス学者が病原性ウイルスの存在証明の一つと考えている、遺伝子配列のでっち上げについて議論します。

遺伝子配列がどのように解析しているかを知るのは、かなり困難さを伴いました。

理由は、分離培養試験よりも情報がネット上にないからです。

遺伝子配列の解析では「次世代シーケンサー」が最も有名な解析装置ですが、解析の主役はこの装置ではなくて、解析するためのアルゴリズム、すなわちソフトウェアが主役でした。

ソフトウェアが実際何をしているのかは、プログラムコードを見ないと詳細は分からないのですが、Windowsが何をしているのか、一般人には全く分からないのと同じように、解析ソフトが何をしているのかは知りようがありませんでした。

ただ、病原性ウイルスを単離することは不可能であることから、特定できないウイルスの遺伝子配列を解析することも当然不可能であって、次世代シーケンサーはウイルスの遺伝子配列を解析していないことを理解することで、この問題の突破口を開けることに気付きました。

誤解があるといけないので断っておきます。

この問題は次世代シーケンサーの問題ではありません。

特定できないウイルスの遺伝子配列を解析することの問題です。

現時点では、特定できないウイルスの遺伝子配列を解析するということは、幽霊やツチノコの何かしら性質を解析することと全く同じです。

つまり、今登録されているウイルス全ての遺伝子配列は解析した結果と呼べる代物ではなく、ソフトウェアを使ったでっち上げであります。

すなわち、この研究所の研究対象である仮想化そのものです。

当研究所の調査力には限界がありますから、深層部分まで迫ることは難しいですが、遺伝子配列でっち上げのためのソフトウェアの問題点について、仮想化という観点から迫っていきたいと思います。