厚生労働省資料

議事録

令和6年10月26日公開

令和6年10月28日修正

厚生科学審議会

予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第2回)

健康局結核感染症課



議題

  1. ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの安全性について
  2. 不活化ポリオワクチンの安全性について
  3. インフルエンザワクチンの安全性について
  4. 日本脳炎ワクチンの安全性について
  5. 子宮頸がん予防ワクチンについて

委員・参考人

副反応検討部会

委員

 

稲松 孝思

東京都健康長寿医療センター顧問
岡田 賢司 福岡歯科大学全身管理部門総合医学講座小児科学分野教授
岡部 信彦 川崎市健康安全研究所長
熊田 聡子 都立神経病院神経小児科医長
倉根 一郎 国立感染症研究所副所長
薗部 友良 育良クリニック小児科顧問
多屋 馨子 国立感染症研究所感染症疫学センター第三室長
永井 英明 独立行政法人国立病院機構東京病院外来診療部長
道永 麻里 公益社団法人日本医師会常任理事
桃井 眞里子 国際医療福祉大学副学長
参考人  
池田 修一 信州大学医学部内科学第三講座教授

安全対策調査会

委員

 

五十嵐 隆

独立行政法人国立成育医療研究センター総長
遠藤 一司 明治薬科大学医薬品安全管理学講座教授
大野 泰雄 国立医薬品食品衛生研究所 客員研究員
柿崎 暁 群馬大学医学部附属病院
望月 眞弓 慶応義塾大学薬学部教授
参考人  
神田 隆 山口大学大学院医学系研究科神経内科教授

※池田教授は「反ワクチンの黒幕」と推奨派から敵視されているらしい。


配布資料


諸説明

○事務局

それでは、定刻になりましたので、ただ今より「平成25年度第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」及び「薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を合同で開催いたします。

本日御出席の委員の皆様におかれましては、お忙しい中、御出席いただきありがとうございます。

本日の進行ですが、初めに議題1として、ヒブ、小児用肺炎球菌、不活化ポリオ、インフルエンザ、日本脳炎の各ワクチンについて御議論いただき、その後、休憩を挟んで、議題2として、子宮頸がん予防ワクチンについて御議論いただく予定でございます。

本日の合同会議は公開で行いますが、カメラ撮りは議事に入るまでといたします。マスコミ関係者の方々におかれましては、御理解と御協力をお願いいたします。

まず、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の委員として新たに加わっていただくことになりました先生を御紹介いたします。慶応義塾大学薬学部教授の望月眞弓先生でございます。

○望月委員

望月でございます。よろしくお願いいたします。

○事務局

続きまして、本日の委員の出欠状況について御報告いたします。本日の委員の出欠ですが、副反応検討部会の熊田委員、多屋委員、永井委員、安全対策調査会の遠藤委員から御欠席の連絡を受けております。副反応検討部会委員10名のうち7名の出席、安全対策調査会委員5名のうち4名の出席をいただいておりますので、厚生科学審議会並びに薬事・食品衛生審議会の規定により、本日の会議は成立しますことを御報告いたします。

また、本日は参考人として、信州大学医学部内科学第三講座教授の池田修一先生、山口大学大学院医学系研究科神経内科教授の神田隆先生に御出席いただいております。

まず、開会に当たりまして、厚生労働省健康局長の矢島より御挨拶申し上げます。

○健康局長(矢島)

健康局長の矢島でございます。

委員の先生方、参考人の先生方には、大変お忙しいところをお集まりいただきまして大変ありがとうございます。先生方には日ごろから、感染症対策、予防接種対策につきまして、いろいろな意味で御支援、御協力をいただいています。この場をお借りいたしまして厚くお礼申し上げさせていただきます。

本日の会議は、先月16日に開かれました第1回の検討会で、主に子宮頸がんワクチンにつきまして御議論いただきました。そのとき、さらに詳細な検討を行うための医学的なデータについて、そういうふうなものが必要であるという御指示をいただきました。この件につきましては、全国の自治体、医療機関の御協力をいただきまして、可能な限り収集し、整理をさせていただきました。この件につきまして、本日は科学的、専門的な見地で御議論をいただければというふうに思っております。

本日の議論はかなり時間が長くなる可能性もございますので、先生方にはいろいろな意味で御苦労をおかけすることになると思いますけれども、何とぞよろしくお願いしたいと考えております。

簡単ですが、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○事務局

ありがとうございました。

申しわけございませんが、冒頭のカメラ撮りにつきましてはここまでとさせていただきますので、御協力をお願いいたします。

(報道カメラ退室)

○事務局

本日の審議の前に傍聴に関しまして留意事項を申し上げます。開催案内、傍聴券、また、本日会場に入る前にお渡ししました「傍聴への留意事項」を必ず守っていただきますようお願いいたします。

傍聴券を持っていない方や代理の方の傍聴は一切認められません。

会場でお示しする事務局の指定した場所以外には立ち入ることはできません。議論を行っている前のほうに来ることはやめてください。

会場における議論に対する発言や賛否の表明、拍手をすることはできません。また、議事進行の妨げとならないよう静かにしてください。

写真撮影、ビデオ撮影、録音をすることはできません。あらかじめ申し込まれた場合は、会議冒頭の頭撮りに限って写真撮影などをすることができます。

携帯電話など音の出る機器については、あらかじめ電源を切るかマナーモードに設定してください。

傍聴中は、飲食や喫煙はできません。

危険物を持っている方、酒気を帯びている方、その他当会議の開催及び議事進行に当たり秩序維持の妨げとなる方の傍聴はお断りいたします。

そのほか、座長と事務局職員の指示に従ってください。

以上の事項に反した場合は退場していただきます。

また、今回、座長及び事務局職員の指示に従わなかった方や会議中に退場となった方については、次回以降の当会議の傍聴は認められませんので、御留意願います。

また、会場の出入りにつきましては事務局職員の誘導に従ってください。再入場の際も傍聴券を確認しますので、休憩時など席を離れる際は必ず傍聴券を携帯してください。

本日の座長につきましては、前回5月16日開催の当会議において、第1回、第3回など奇数回の場合には副反応検討部会の桃井部会長に、第2回、第4回など偶数回の場合には安全対策調査会の五十嵐調査会長に座長を務めていただくことになっております。本日は第2回目の合同開催になりますので、五十嵐調査会長に座長をお願いしたいと思います。

○五十嵐座長

これから座長を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

部屋が大分熱いので、熱中症にならないように注意していただきたいと思います。よろしくお願いします。

まず、事務局から審議参加に関する遵守事項につきまして御報告をお願いいたします。

○事務局

審議参加につきまして、副反応検討部会の規定に準じまして御報告をさせていただきます。

本日御出席をされた委員及び参考人の方々の過去3年度における関係企業からの寄附金、契約金などの受取状況を報告いたします。

本日の議題1-1に関しまして、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの製造販売業者であるサノフィパスツール株式会社、ファイザー株式会社、議題1-2に関しまして、不活化ポリオワクチンの製造販売業者であるサノフィパスツール株式会社、一般財団法人化学及血清療法研究所、一般財団法人阪大微生物病研究会、議題1-3に関しまして、インフルエンザワクチンの製造販売業者である一般財団法人阪大微生物病研究会、一般財団法人化学及血清療法研究所、北里第一三共ワクチン株式会社、デンカ生研株式会社、議題1-4に関しまして、日本脳炎ワクチンの製造販売業者である一般財団法人阪大微生物病研究会、一般財団法人化学及血清療法研究所、議題2に関しまして、子宮頸がん予防ワクチンの製造販売業者であるグラクソ・スミスクライン株式会社、MSD株式会社、これらの企業から過去3年度における寄附金などの受取について各委員参考人より申告いただきました。

なお、競合品目、競合企業につきましては、事前に各委員に資料をお送りして確認いただいております。

申告された内容について、まず、副反応検討部会委員についてです。岡田委員が、サノフィパスツール株式会社、化学及血清療法研究所、阪大微生物病研究会、北里第一三共ワクチン株式会社、デンカ生研株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社、MSD株式会社、ファイザー株式会社より、講演料又は原稿執筆料としてそれぞれ50万円以下の受取がございます。

岡部委員は、サノフィパスツール株式会社、化学及血清療法研究所、阪大微生物病研究会、デンカ生研株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社、MSD株式会社、ファイザー株式会社より、講演料又は原稿執筆料として50万円以下の受取がございます。

薗部委員は、サノフィパスツール株式会社より、講演料として50万円以下の受取、MSD株式会社、ファイザー株式会社より、講演料及び原稿執筆料として50万円以上500万円以下の受取がございます。

続きまして、安全対策調査会の委員です。五十嵐委員が、サノフィパスツール株式会社より講演料として50万円以下の受取、グラクソ・スミスクライン株式会社及びMSD株式会社より、奨学寄附金として50万円以上500万円以下の受取がございます。

柿崎委員は、MSD株式会社より、講演料として50万円以下の受取がございます。

望月委員は、グラクソ・スミスクライン株式会社、MSD株式会社、ファイザー株式会社より、講演料として50万円以下の受取がございます。

神田参考人は、グラクソ・スミスクライン株式会社より、寄附金及び講演料として50万円以上500万円以下の受取がございます。

以上から、副反応検討部会の薗部委員と安全対策調査会の五十嵐委員が、会議に参加し意見を述べることはできますが、議決には参加いただけないということになっております。

審議参加に関する遵守事項状況の報告は以上でございますが、この申告では、受取が寄附金なのか、講演料なのかなど、受取の項目についても申告いただいております。この資料につきましては、ホームページに掲載することを御報告いたします。

以上でございます。

○五十嵐座長

ありがとうございました。

ただ今御説明がありました件につきまして、何か御意見、御質問はありますでしょうか。

どうぞ。

○柿崎委員

私、MSD株式会社から講演料としていただいているのですけれども、肝炎や肝臓病に関する講演ですので、今回の子宮頸がんワクチンとは全く利害関係がないということを報告させていただきます。

○五十嵐座長

ありがとうございます。

ほかにいかがですか。よろしいですか。

特にないようですから、競合品目・競合企業の妥当性を含めて了解をいただいたということで判断させていただきたいと思います。ありがとうございました。

ただ今の利益相反に関しまして、本日議題2になっている子宮頸がん予防ワクチンに関しましては、私は議決に参加することができないという立場であります。したがいまして、この議決2につきましては、予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の桃井部会長に座長を務めていただきたいと考えておりますけれども、御意見ありませんでしょうか。桃井部会長、よろしいでしょうか。

ありがとうございます。では、議題2については桃井部会長に座長をしていただきたいと思います。

次に、事務局から今日の配付資料の確認をお願いいたします。

○事務局

配付資料の確認をさせていただきます。

配付資料としましては、議事次第、配付資料一覧、委員名簿、資料及び参考資料が配付されております。

配付資料一覧がございますので、それと併せて御確認ください。

議題1-1に関しまして、資料1-1-1から1-1-3、議題1-2に関しまして、資料1-2-1及び1-2-2、議題1-3に関しまして、資料1-3、議題1-4に関しまして、資料1-4、議題2に関しまして、資料2-1から2-12、参考資料としまして1と2がございます。このうち、議題1-1の参考2と議題2の資料2-4の「これまでの報告一覧」、参考資料1の「各ワクチンの添付文書」につきましては、大部になりますので傍聴の方には配付しておりません。ホームページには掲載させていただくことにしております。

以上でございます。足りないものや落丁がございましたら、事務局のほうにお申し出ください。


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