厚生労働省資料

議事録

令和6年10月29日作成

令和6年11月 1日更新

厚生科学審議会

感染症部会(第35回)

  • 日時:令和2(2020)年1月24日(金)18:00~19:00
  • 場所:中央合同庁舎5号館 専用第15会議室(12階)
  • 元記事:議事録(DOC形式)

 



議題

  1. 新型コロナウイルス関連感染症について
  2. その他

構成員

味澤 篤 東京都立北療育医療センター
 今村 顕史 がん・感染症センター 都立駒込病院感染症科 部長
岩本 愛吉 国立研究開発法人・日本医療研究開発機構 戦略推進部長
大曲 貴夫 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター長
賀来 満夫 東北医科薬科大学 医学部 感染症学教室 特任教授
釜萢 敏 (公社)日本医師会常任理事
菊池 良 奥多摩町福祉保健課長
越田 理恵 金沢市保健局長
調 恒明 山口県環境保健センター 所長
菅原 えりさ 東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 感染制御学 教授
谷口 清州 国立病院機構三重病院臨床研究部長
戸部 真澄 大阪経済大学経済学部・教授
中野 貴司 川崎医科大学小児科学教授
中山 ひとみ 霞ヶ関総合法律事務所弁護士
本田 麻由美 読売新聞東京本社編集局生活部次長
森田 公一 長崎大学熱帯医学研究所・病原体解析部門・ウイルス学分野教授
矢内 真理子 東京都福祉保健局 技監
山田 章雄 東京大学名誉教授
脇田 隆字 国立感染症研究所所長
※太字は部会長
 
第35回 参考人
鈴木 基 国立感染症研究所 感染症疫学センター長

資料一覧


諸説明

○田中国際感染症対策室長

それでは、定刻となりましたので、ただいまより、第35回「厚生科学審議会感染症部会」を開催いたします。

開会に当たりまして、厚生労働省健康局長の宮嵜より御挨拶をさせていただきます。

○宮嵜健康局長

健康局長の宮嵜でございます。会議の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

委員の皆様におかれましては、年始御多忙のところ、また、急な開催にもかかわらず本部会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。

さて、皆様も既に御案内のとおりでございますが、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症につきましては、本日12時の時点で中国において830名の患者が確認されており、そのうち25名が亡くなっておりますほか、タイや日本、韓国、台湾、アメリカ、ベトナム、シンガポールでも患者が確認されております。我が国では本日、武漢市からの旅行者1名の感染が新たに確認されました。2名の患者でございます。

本日未明、WHOの緊急委員会からは、今般の新型コロナウイルス感染症につきまして、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態、PHEICに該当するとは判断されず、また、我が国を含む加盟国に対し、積極的なサーベイランス等の対策の実施とWHOとの情報共有などを求める助言が出されたところでございます。

厚生労働省といたしましては、この助言も踏まえまして、水際対策の徹底、原因不明の肺炎患者を把握して検査につなげる疑似症サーベイランスの確実な実施、国内の検査体制の整備、国民の皆さんへの迅速かつ適切な情報提供など、引き続き感染拡大の防止等に取り組んでまいります。

本日の部会で何か直ちに決定するということを現時点で考えているわけではございませんが、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症に係る現状や取り組みにつきまして御説明させていただき、委員の皆様にはそれぞれのお立場から忌憚のない御意見を頂戴できれば幸いでございます。

本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。

○田中国際感染症対策室長

それでは、今回から新しく感染症部会に加わられた委員の先生を御紹介させていただきます。

がん・感染症センター都立駒込病院感染症科部長の今村委員でございます。

○今村委員

都立駒込病院感染症科部長の今村でございます。東京都の第一種感染症指定病院として日々診療を行っています。

今後ともよろしくお願いします。

○田中国際感染症対策室長

続きまして、川崎医科大学小児科学教授の中野委員でございます。

○中野委員

川崎医科大学小児科の中野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○田中国際感染症対策室長

続きまして、本日の出席状況を報告させていただきます。

本日は、岩本委員、賀来委員、谷口委員、中山委員、本田委員、森田委員より御欠席の御連絡をいただいております。

現時点で定足数以上の委員に御出席をいただいておりますので、会議が成立いたしますことを御報告させていただきます。

続いて、資料の確認をさせていただきます。

まず、議事次第、配付資料一覧が出ているもの。

おめくりいただきまして、委員名簿、座席図。

その後に資料1から資料3がこちらのところにまとまっておりまして、その後、参考資料1から参考資料9があわせてとめてあるものでございます。

また、机上のほうには「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について」のプレスリリース。それから、2020年1月23日に開催された新型コロナウイルス(2019-nCoV)の発生に関するIHR緊急委員会に関する声明の仮訳を机上に配付させていただいております。

資料の不足等がございましたら、事務局へお申し出ください。

よろしいでしょうか。

では、冒頭のカメラ撮りにつきましては、ここまでとさせていただきます。御協力をお願いいたします。

(カメラ退室)

○田中国際感染症対策室長

以後の議事運営につきましては、脇田部会長にお願いをいたします。

○脇田部会長

部会長の脇田です。本日はどうぞよろしくお願いします。急な部会の招集にもかかわらず、皆様には参加をしていただきまして、まことにありがとうございます。

局長の御挨拶にもありましたとおり、ただいま新型コロナウイルス関連感染症ということで、中国でかなり流行が広がってきている。さらに日本でも陽性者が本日2例目が出ているという状況の中で、この新型コロナウイルスに対する対策を検討する必要があるということで、この部会が招集されたというふうに承知をしております。

それでは、特にきょうは新型コロナウイルスに関する議題を議論するということですので、早速、その議題に入ってまいりたいと思います。

まず、資料1から資料3の説明を事務局からお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


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議題1-①