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1-2節

分離培養について

「分離培養」という言葉は一般的ではありません。

ですが、ウイルスを議論する際に「分離」を使用すると、どの意味で使用されているのか分かりませんので、ここでは、できるだけ「分離」という言葉を使用しないことにします。

 

ここでは、ウイルス学でいう「分離」に関しては「分離培養」という用語を使用します。

世間一般でいう「分離」に関しては「単離」という用語を使用します。

「単離」とは混合物から目的の物質だけを取り出すことをいいます。

「分離」とは「ウイルス培養」である

「分離」と「ウイルス培養」を同義にすることを提案したのは、ジョン・F・エンダース博士であると言われています。

コッホの原則を満たすためにはウイルスを「分離」する必要がありますが、混合液から目的のウイルスだけを取り出すことはしないで、ウイルスを培養するという別の手段で、「分離」できたと主張する方法を考えたということになります。

はっきり言えば、騙す手法を考えたということです。

 

「分離」と「ウイルス培養」が同義であることは、山形県衛生研究所も認めています。

東京都健康安全研究センターも、「培養」と明言していませんが、「優先的に増えている」状況を指すと言っています。

ここでは紹介しませんが、「分離」と「ウイルス培養」が同義であることを説明した論文も存在します。

ウイルス学では「分離」と「ウイルス培養」が同義であることは間違いありません。