「単離」とは、混合物もしくは混合液から目的の物質を単独で取り出すことです。
ウイルス学では、目的のウイルスを単独で取り出すことを指します。
ウイルスの単離について独立行政法人国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンターに尋ねると、「単離でなければならない理由があるのでしょうか。」と科学を扱っている研究所とは思えない回答が返ってきました。
このメールに対して、「単離でなければ厳密な意味で病原性を確認することができない。」って突っ込むと、二度と返事をしなくなりました。
とても正直だと思いますが、ウイルス学では「単離」を指摘されることは、非常に嫌な事なのです。
ここから重要な議論になると思いますが、ウイルスを単離することは技術的に困難であることを東京都健康安全研究センターが認めています。
この回答を国立感染症研究所に問い合わせたところ、「その通りの認識で結構です。」という回答が得られました。
この感染研の回答は非常に重要です。
現代の技術ではウイルスを単離することはできないということは、過去にもウイルスを単離することができなかったということです。
単離できないということは、ウイルスの病原性を確認することができないということです。
何故なら、混合物ではウイルス以外の物質が病原体である可能性を消すことができないからです。
即ち、「ウイルスが病原体である。」ということは過去に一度も厳密な意味で検証されたことがなく、仮説に過ぎないという意味になります。
ですから、新型コロナウイルスは勿論のこと、エイズもエボラも全て、これらのウイルスが病原体であることは仮説にすぎません。
それは、検証していないのではなく、検証することができないのです。